2017 インターハイ

 大会の二日前に現地入りするのは何とも全国大会っぽかった。公式練習の時からかなり調子が良くて先行きが期待された。

 

 初日のチームスプリントでは団体種目だったからか、あまり緊張はせず伸び伸びと走れた。

 

 直前で検車に引っかかってとても焦ったが、なんとか出走してホイールの特徴を捉えつつ理想的な走りが出来たと思う。慣れてないスタート台も渓太のフライングのおかげで1回練習出来たし、バック側でスタートする予定のチームが機材トラブルで単独出走となったのもラッキーだった。結果もベストタイムを大きく更新して非常に満足出来た。


 二日目のスクラッチ予選では今までよりも入念にアップ出来たおかげで最後まで筋肉を効率よく使えた。全国のレベルというものを知らないのでとにかく脚を残して6着以内に入るように努めた。

 

 逃げがなかなか決まらないレース展開だったので元から逃げずに集団で脚を溜める作戦だった僕にはいい環境だった。

 

 ラストを迎えた時は集団の真ん中のイン側で周りを塞がれ、とてもいい位置だとは言えない所だったがエンジョイバンクのケイリンの時、前がどんどんアウト側へ広がって行くのに釣られたのを思い出し、イン側で粘ると予想が的中し空いた前を詰めただけでみるみる順位が上がり決勝進出を決めることが出来た。

 

 三日目のスクラッチ決勝は時間帯が予選よりも遅かったこともあり、かつて無いほどに緊張した。レースが始まってみると思ったより集団に楽に着いていけてリラックス出来たし、時には集団を牽引して逃げを追うことも出来た。

 

 想定外に余裕が出来ていたので思い切ってラスト二周からペースを上げて前へ上がってみたが、思ったよりもみんなが脚を残していてそこからみるみる抜かれていき、結果は13位だった。

 

 動き方次第でもっと謙虚に行けばもっと上の順位でゴール出来たかもしれないが、全国大会でこれだけ伸び伸びと出来た事に本当に嬉しく、十分結果に誇りを持つことができた。サポートしてくれた監督、晴、渓太に感謝してもしきれない。

 

 4日目のロードレースでは支給員にまわり冷静にボトルを渡すことを意識した。最終回は思ったよりもペースが早く焦ったが問題なく渡せたのでホッとした。99kmをも走り、22位でレースを終えた渓太は本当にすごいと思う。

 

 最初から最後まで本当に楽しい1週間だった。

 

チームスプリント↓

https://youtu.be/s8eMi1wssMI

 

クラッチ予選↓

https://youtu.be/DGM1wmZYAAE

 

クラッチ決勝↓

https://youtu.be/x4xBb-gJlbA